きっかけ(コナミワイワイワールド実況動画)
コナミワイワイワールド
コナミワイワイワールドというファミコンのゲームがある。
小さい頃,姉と従弟と一緒に何度もチャレンジしたけど,結局クリアはできなかった。
現在に至るまで,一度もクリアできていない。
当時,ラスボス前にいる中ボス的な奴が怖くて強くて倒せなくてトラウマになって諦めた。
今見てもまあまあグロくて怖い。
コナミワイワイワールドのジャンルはアクションゲーム。
使用できるキャラは,コナミマン,コナミレディ,ゴエモン,シモン,マイキー,コング,フウマ,モアイの8体。キャラを交代させたら,キャラ毎にBGMが変わる仕様になっている。
コングのBGM
最近,コナミワイワイワールドの実況動画とかをちょくちょく見ていて,いろんなことを思い出した。
まず,使用キャラの1人(というか1体)のコング。多分,一番使いやすいし強い。
忘れてたけど,久々にコングのBGMを聴いて,神曲だということを思い出した。
Youtubeで探したら出てくるので,知らない人は聞いてみてほしい。
コナミワイワイワールドでは,コナミの過去の作品から抜擢されたキャラのBGMは,元となるゲームのBGMが,ほぼそのまま使われている。
コングは,「キングコング2 怒りのメガトンパンチ」というゲームからの抜擢のキャラなので,キングコング2の1面の音楽が,コナミワイワイワールドでもそのまま使われている。
祖母のこと
更に遡って思い出したことがある。
僕の祖母が,うちから1駅くらい離れた場所に住んでいて,小さい頃はよく両親と一緒に祖母の家に遊びに行っていた。
なんと,祖母はゲーマーだった。
ファミコンのソフトはうちの家よりも多かったし,見たことのないゲームもあった。
祖母がファミコンをどのくらいプレイしていたのかまではよくわかんないけど,当時,結構珍しいであろうゲーマーには違いない祖母。
もしかすると,自分のゲーマーとしての血は祖母由来だったのかもしれないけどそれはひとまず置いておく。
祖母の家にあったゲームの1つが,
キングコング2 怒りのメガトンパンチ
だった。
キングコング2は,当時の僕にとって難しいゲームだった。
何回もチャレンジしたけど,1面すら全然クリアできなかった。
そのため,僕は1面のBGMを何回も聞く羽目になった。
その曲が,コナミワイワイワールドでも使われているコングのBGM。
何回も言うけど,神曲。
キングコング2の1面のBGMって,当時のファミコンの音源で和音数も少ないけど,ものすごく哀愁があるというか,奮い立つような,愛する者を取り戻しに行く,という雰囲気がすごく伝わる曲。
大人になって聴いても,何か大事な舞台に向かっているときとか,就活の面接会場へ向かっているときとかに聴くと,奮い立つかもしれない。そんな曲。
祖母の家にあったファミコンを,僕は基本的には1人でプレイするか,姉と一緒にプレイすることが多かったけど,時々,祖母も一緒にファミコンをしてくれた。
当時,僕は幼稚園児くらいだったと思う。
驚いた。
祖母が,キングコング2をプレイして,当時の僕には全然クリアできなかった1面をいとも簡単にクリアして,どんどん奥に進んでいく。
初めて聴く2面以降のBGMもまた良かった。
僕がうまく使えなかったジャンプを駆使して進んでいくキングコングの姿は勇ましく,祖母のことを素直に尊敬したのをよく覚えているし,嬉しかった。
祖母はそこそこ高齢だった。
その後何年か経ってから,祖母が入院することになった。
当時,病名とかは僕にはよくわからなかったが,お見舞いにも何度か行った。
僕は,次にお見舞いに行くときに,メッセージを書いた紙を渡そうと思い,A4くらいのサイズの紙だったと思うけど,僕は太いペンで,大きな字で,紙いっぱいにこう書いた。
また一緒にファミコンしようね
その紙を渡す前に,祖母は亡くなってしまった。
火葬場へ行く直前,祖母の眠っている棺に,親戚のおばさんが,僕が書いたその紙を入れてくれたのをよく覚えている。
そのまま,祖母は火葬場へと運ばれた。
とかいうことを,キングコング2のBGMを聴くたびに思い出すんですよね。
おばあちゃん 僕は今でもゲームしてます
まだ先になるけど また一緒にファミコンしようね
僕はゲーム音楽を聴きながら,こんなことを思い出しました。
良いですよ。ゲーム音楽。
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