メンテナンスの影響
ゲーセンで対戦格闘ゲームをしていると、ゲームのメンテナンス次第で、勝率が変わってしまうことがあります。
僕のホームゲーセンであるコーハツさんは、基本的にメンテがいいのでそんなに考えなくてもいけますけどね。
あまりメンテが良くないゲーセンも正直ある。
メンテに限らず、慣れていないコントローラーでプレイするときも同じことですけどね。
もちろん、それぞれのゲーム毎にメンテが影響する程度は違うとは思いますが、かなりやり込んだ者同士であれば、1つのミスで一気に流れが変わったりすることも少なくないし、メンテの影響はそれだけ大きくなります。
「ウメダルさんはミスが少ない」「どのメンテでもプレイできるのがすごい」とか、言われたことがありますので、その点に関する考えを整理してみます。
マヴカプ2の場合
僕はマヴカプ2ばっかりやっていたのでほとんどマヴカプ2のことしかわかりません。
マヴカプ2は比較的、メンテの影響が大きいゲームです。多分。
特に、右手側。6ボタン。
いや、もちろん左手レバー側も大事ですけど、特に他のゲームよりも右手ボタン側の影響が出やすいと思う。
マヴカプ2は、同時押しが非常にシビアというのが特徴的だから。
空中ダッシュとか飛行とか、コンボだけでなく立ち回りで同時押しを使いまくるので、メチャクチャミスりやすい。
しかも1ミスで1試合終わるような致命的な技の暴発とか、いっぱいある。
同時押しの精度は、そのまま動きのキレにも繋がるし、コンボ精度にも大きく響く。
なので、メンテでボタンが効きやすければ、動きが変わる。
同時押しが下手なのに強いプレイヤーというのは見たことがない。
メンテが悪かったらどうするか
微妙なメンテが問題
明らかにボタンが効いていないとか、レバー入れているのにダメなときには、店員さんを呼んで直してもらう。これはまあ、当たり前。
でも、
明らかに効いていないとまでは言えないような場合、例えば、
難しい連続技とかの場合にはちょっと反応が微妙
とか
低空バイパーが地上バイパーに化ける
とか
ライトニングストームが全く出ない
とか
連続ダッシュが出ない
みたいに感じるときが一番困る。
そういうときでも店員さんを呼んで直してもらうこともあるけど、一試合毎に毎回店員さんを呼びまくるわけにもいかない。
気のせいだろうと割り切ることが大半。
メンテのせいにしたくなる
うまく動けないと、メンテのせいにしたくなることもあるよね。
意識的に言い訳だと思っておらず、本気でメンテが悪いから負けたと感じている人もいるんだろう。
まあ、言い訳かどうか、ということ自体、考えても意味ないと思います。
「メンテが悪いことが負けたことの原因だ、それが真実である」
と証明できないし、証明できても虚しい。
それより、メンテが悪いから負けたと思ってしまうと、成長しにくいという意味で、勿体ないと思うけどなぁ。
メンテが悪くても頑張る
これ、僕の持論です。
明らかにボタン効かないときは店員さん呼びますけど、悪いメンテでどう楽しむかを工夫するというのも、これがねぇ、結構楽しいんですよ。
みなさんは、格ゲーの何が楽しいですか。
勝つことを重視する人もいるでしょう。
でも勝つことを重視する人は、悪いメンテでプレイすること自体、ストレス溜まるんじゃないですかね。
僕は過程重視の人なので、格ゲーでは、「工夫する」という行為が大好きです。
勝つことももちろん大事ではありますけど、勝つことよりも工夫することの方が好きです。
「工夫する」ということは、格ゲーの醍醐味じゃないですか?
まあ、勝つために工夫する、ということではありますけど、勝たなくても工夫して成長できればまあOKという、そんな感じです。
毎回違うメンテで、毎回工夫して戦う。
これは楽しいことだと、思いませんか?
その試合に負けても、そのメンテでどこまで力を発揮できるか検討するという工夫は、毎試合できますから、毎試合楽しめますよ。
脳内では、
なんとなくこのメンテなら、自分ならこれぐらいだったら動きそう
とか
このメンテではこういう感じでやればちょっと動きやすい
とか
このくらいの同時押しの精度なら
このコンボならミスらずリターンが取れるかな
とか
かなり動けるからもっと相手にプレッシャーをかけにいける
とか。
考えてプレイするの、楽しいです。
勝ち負けが大事で、いつも思い通りに動ける環境でしかプレイしないというのは、それはそれで1つの考え方なんでしょうね。
でも僕はちょっと違いますね。
マヴカプ2なんて、そもそも置いてあるゲーセン自体限られているし、今は日本人プレイヤーもあんまりいない。
だったら、どこだろうと、どんなメンテだろうと、僕は工夫して対戦したいですけどね。
プロじゃないからなのかもしれませんけどね。
アドラー心理学:与えられたものをどう使うか
アドラー心理学の考え方の1つに、こんなものがあります。
何が与えられているかが問題ではなくて
与えられたものをどう使うかが問題
元々は、ないものねだりをするのではなく、ありのままの自分を好きになるためだったり、劣等コンプレックスにならないための考え方だったり。
この考え方、悪いメンテで戦って楽しむため、勝ち負けよりも楽しむための1つの考え方として、参考になりませんかね。
どのようなメンテが与えられているかが問題ではなくて
与えられたメンテでどう戦うかが問題
まあ、当てはまらなくもないでしょう?
まとめ
メンテが悪いと言い、イライラしているプレイヤーを、これまでにたくさん見てきました。
でも、そんななかでも工夫して、いろんなメンテでも戦えるように成長する方が、僕は楽しいと思います。
ゲーセンでメンテに悩まされている方、なるべく楽しみたいという方がおられましたら、参考にしていただければ幸いです。
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